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コインランドリーで女性刺殺「動機の一部に精神障害が著しく影響」被告の鑑定医が証言

南海放送NEWS 2025年1月22日 16時57分

おととし、愛媛県松山市内のコインランドリーで女性を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判。きょうの証人尋問で被告の精神鑑定を行った医師が「動機の一部において精神障害が著しく影響を与えた」などと証言しました。

松山市河野中須賀の無職 中川晃成被告(23)はおととし2月、近くのコインランドリーの店内で市内の中川千代子さん(71)を包丁で刺し、殺害した罪などに問われています。

裁判では、被告の責任能力について精神障害がどれだけ影響していたかなどが争点となっています。

きょう行われた証人尋問で中川被告の精神鑑定を行った医師は、被告に持続性妄想性障害のほか、軽度の知的障害や多動性障害など3つの障害が認められたとしました。

そのうえで、「犯行動機の一部の形成においては持続性妄想性障害が著しく影響したと考えられる」と証言しました。

一方、犯行当日の被告について鑑定医は、包丁を示し脅迫を意図した犯行を計画していたものの、いざ被害者に近づくと、被害者から攻撃されるかもしれないという強い脅威を感じ、反射的衝動で殺傷という手段に変更したと推察されるとしました。

裁判は今月24日に結審し、判決は31日に言い渡される予定です。

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