南海トラフ地震に伴う大津波警報を想定した夜間の避難訓練が、愛媛県宇和島市で行われました。
昨夜、宇和島市津島町の嵐地区で行われた夜間津波避難訓練には、住民74人が参加しました。
宇和海に面した嵐地区では、南海トラフ地震からおよそ30分で、津波により20センチ浸水すると予想されています。
地区には暗い時間帯の避難に備え、LEDの街灯が6基設置されていて、住民は灯りを頼りに、標高20メートルほどの緊急避難場所を目指して慎重な足取りで移動していました。
参加した住民：
「地震もまた来るかもしれないので、子どもたちにもしっかり伝えて危機管理していきたい」
参加した住民：
「一回でもこういう経験していたら、少しは気持ちの中で違うかもしれない」
国は今月、今後30年以内に南海トラフ巨大地震が起こる確率を80％程度に引き上げています。