春とは名ばかりの寒い立春となりました。すでに上空には寒気が入り始めていて午後から風が強まり気温が下がり始めています。
上空に流れ込むこの冬一番の強い寒気の影響で、冬型の気圧配置が強まってあす夕方から山地を中心に平地でも大雪となり、その期間も長引くおそれが出ています。
まず上空の寒気から見ていきます。昨日まで抜けていた寒気が、あす昼にかけて一気に流れ込んできます。
寒気のピークはあすからあさってにかけてです。上空1500mでマイナス12℃以下のこの冬一番の寒気で、平地でも雨が雪に変わるほどの強い寒気が木曜の夕方まで居座ります。
さらに…木曜の夜にいったん抜けた寒気が再び流れ込み、7日金曜の夜から日曜の朝にかけて居座る見込みです。
強い寒気が2度にわたって流れ込むことで、冬型の気圧配置が日曜日頃まで続く見込みです。
県内は早ければあす午前中から宇和島周辺で雪が降り始める所がある見込みです。冬型が強まる午後は関門海峡からの雪雲が伊方から南予に向けて流れ込みやすくなりそうです。
その後、あさって水曜にかけても冬型の気圧配置は変わらず、北西からの風で南予中心に雪が降りやすい予想ですがその他の場所でも降水があれば雪となる見込みです。
あす夕方までに予想される雪の量は多い所で山地 15センチ平地 5センチ。
その後、あさって夕方までの24時間で、山地で30センチ、平地で15センチとなっています。
予想以上に寒気が強まった場合、南予ではあすの夜はじめ頃から中予と東予ではあさって以降、山地を中心に警報級の大雪のおそれがあります。
大雪のピークはあさって水曜から木曜日頃にかけてですが、週末にかけて平年を大きく下回る寒さとなります。積雪や路面の凍結による交通機関への影響や水道管が凍結するおそれもあるので、最新の気象情報を確認し時間に余裕を持った行動を心がけて下さい。