注目のランナーや大会の見どころを紹介している愛媛マラソンスペシャル。きょうは5年ぶりのフルマラソンに挑む今大会最高齢ランナーです。
小西博文さん:
「手袋、これ。20年2月9日に(最後に愛媛マラソンを)走ったときの」
松山市の小西博文さん(83歳)。
「これが初めて息子と走ったときの、ハーフの写真」
2012年、70歳の時に息子に誘われて香川丸亀国際ハーフマラソンに出場し、マラソンデビューしました。
「息子より速かった。早く着いちゃった。で、ノッちゃった。おだてられた感じ」
翌年には愛媛マラソンで“フルマラソン”デビュー。これまで13回走ったフルマラソンは全て完走しています。
2017年、75歳のときには…
「4時間2分。ネットタイムで3時間57。これが私のベストタイム」
その年の75歳のランナーの中で全国16位にランクインする好記録をマークしました。順調にランナー生活を続けていた小西さんでしたが、2020年12月、練習中に転倒し、右ひじと肋骨を骨折。
さらに…
「肋骨(のレントゲン)写真を撮ったら、肺がんもあるよと」
がんの手術を2度受けるなど、マラソンから遠ざかっていた小西さんでしたが…
「ちょっとゴルフもするが、ゴルフすることと走ることしか楽しみがない。しばらくは(健康のため)歩いていたが、体が自然と。気がついたら走っている感じ」
体調も回復し、再びランニングを開始した小西さん。毎日、およそ10キロの道を走っています。
小学生:
「こんにちはー」
小西さん:
「結構ね、あいさつしてくれる」
「走っているときは、最後ほど気合が入ってきて、元気が出てくる」
2020年大会以来、5年ぶりの42.195キロです。
「再出発。本当に。なんとか走り切って終わりたい」
スタートは9日後。小西さんのマラソン人生第2章が開幕です。
「今までと違った挑戦みたいな気持ち。今年やれたらまた来年も再来年もやりたいなと。ワクワク。(当日が)早く来い来い」
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