厳しい寒さはまだまだ続きそうです。そこで、チャン4の取材班が愛媛の東予・南予の道の駅で心も体も温まる「あったかメニュー」を見つけてきました。
今治市 道の駅「伯方S・Cパーク」
訪れたのは今治市伯方島の道の駅です。出迎えてくれたのは、道の駅のスタッフの自称「鯛おじさん」です。
道の駅スタッフ 鯛おじさん:
「限定メニューがあるのでよかったら。おいしいので行きましょう」
限定メニューに惹かれて中に入ると…そこにあったのは真っ赤なのれんに「味自慢」と書かれた赤ちょうちんの店、「はかた飯店」です。道の駅に中華料理店?
今治市内から:
「もう何回もここに来て食べています。いつもと変わらない味でおいしいです」
今治市内から:
「あっさり系、塩ラーメン」
株式会社しまなみ 村上雄大専務:
「以前から、伯方の塩を使った伯方の塩ラーメンが人気でした」
多い日では1日100杯以上売れるという地元の塩を使った道の駅の人気メニュー。その自慢の味を全面的に押し出したいというスタッフの熱い思いで店を中華料理店風に変貌させ、去年10月、「はかた飯店」としてリニューアルオープンしました。そして、先月始めたのが…
はかた飯店 鯛おじさん:
「お待たせしました。鳥取県産、紅ズワイガニです」
あつあつの伯方の塩ラーメンと全国の冬の味覚が共演した期間限定の「冬のラーメンフェア」です。こちらは1月の限定メニュー、日本海で獲れたカニがドカンとまるごと1匹乗ったインパクト抜群の「紅ずわいがにラーメン」。
鯛おじさん:
「紅ズワイガニの出汁と伯方の塩スープが相まって絶品でございます」
村上専務:
「冬でもたくさんのお客さまに来ていただけるように商品開発をしていこうという流れで、インパクトのあるおいしいメニューを考えて」
紅ズワイガニラーメンの提供はすでに終了しましたが…2月限定のメニューがこちら!北海道から直送された大きな身のホタテを使った「ほたてバターラーメン」です。
中国による日本産水産物の輸入停止の影響を受けている漁業関係者を支援しようと、2年前から仕入れるようになったホタテが、今回メニューに加わりました。
三宅記者:
「すごい弾力で。これが北海道の味ですね」
村上専務:
「しまなみ海道に限らず日本中おいしい海鮮類とか多くあると思うので、冬場になったら(社長が)出向いていい食材を探している」
伯方の塩ラーメンと冬の味覚がコラボした「冬のラーメンフェア」は、毎月メニューを替えて3月末まで開催予定です。
村上専務:
「しまなみ海道の魅力の発信であったり観光客に来ていただけるような道の駅、さらに地元の方にも愛され続けるような道の駅を目指していきたいなと思っています」
西予市 道の駅「きなはい屋しろかわ」
道の駅で見つけたあったかグルメ!続いては西予市の、道の駅「きなはい屋しろかわ」です。きなはい屋しろかわといえば、オリジナルブレンドのカレーだしに、城川のベーコンソーセージ、ナスやニンジンなど具だくさんのスープカレー。“しろかわ”の定番グルメですが…このほかに、最新のあったかメニューがあるんです。
道の駅内のテイクアウト専門店で先月発売したのが。
道の駅きなはい屋しろかわ 西又美穂さん:
「飲むモンブランのホットです」
モンブランを…飲むんです!県内有数の栗の産地、城川の栗を中心に、県内産の栗をペースト状にして…生クリームを合わせ、最後に牛乳と豆乳とミックス!
この「飲むモンブラン」、去年9月にコールドタイプを発売したところ。
西又さん:
「(冷たいモンブランは)大好評で。(製造が)追いつかなくて完売する日もありまし。寒い日に飲んでもらいたいというのもあって(ホットを発売した)」
ホットの飲むモンブラン、最後にコーヒーパウダーを加えます。
「甘いのが苦手な人でも飲んでもらえるように。少しビター感を出すために」
仕上げにホイップクリームとコーヒーパウダーをのせると、「飲むモンブラン」ホットバージョンの完成です!
中武記者:
「栗のしっとりとした甘さがありますね。コーヒーのほろ苦さも、おいしさをひきたたせています」
松前町から:
「うん栗!おいしい。甘くなく、そんなに苦くもなくいい感じです」
西又さん:
「身も心も温まってもらいたい」
春の陽気まであと少し。ここでしか味わえない、道の駅のあったかグルメで体も心もあったまりませんか。
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