16日正午ごろ、大阪府泉佐野市沖約200メートルの海上で、水上バイクが曳航（えいこう）していたフロート遊具が関西国際空港の連絡橋の橋脚に接触。岸和田海上保安署によると、遊具に乗っていた子供3人が海に投げ出され、頭の骨を折るなどのけがをした。いずれも命に別条はない。海保が業務上過失傷害の疑いも視野に、詳しい事故原因を調べている。
海保によると、児童らは親とその職場関係者ら10人で遊びに来ていた。同府藤井寺市の塗装業の男性（51）が遊具に3人を腰掛けさせ、同府貝塚市の二色の浜公園のビーチから遊具を曳航。連絡橋の下を通過した後、3人が転落したことに気づいた男性らが救助し、ビーチに戻ってから搬送された。
大阪市平野区の小学6年の男児（11）と弟の幼稚園児（6）が頭の骨を折るなどの重傷を負い、同区の小学5年の女児（10）が足首を捻挫。3人ともライフジャケットを着用していたという。