酒を飲んだ状態で歩道でペダル付きの電動バイク「モペット」を運転したとして、警視庁新宿署は1日、道交法違反(無免許、酒気帯び、通行区分)の疑いで、東京都新宿区の自営業の男(34)を現行犯逮捕した。調べに対し「飲酒していたが、車両は自転車と思っていた」と容疑を一部否認している。
逮捕容疑は1日午前5時ごろ、新宿区歌舞伎町の歩道で無免許の上、酒気を帯びた状態でモペットを運転したとしている。
新宿署によると、ハロウィンの往来を警戒していた署員が、モペットで歩道を走行する男を発見。呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出された。男はモペットを、モーターで自走させていた。
男は前日夜に知人とシャンパンや電気ブランなどを飲んだ後、仕事をして帰宅中だったという。
モペットを巡っては1日に施行された改正道交法で、モーターを使用せず自転車と同様にペダルで走行した場合も原付きバイクなどの運転に該当すると明記された。