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神戸・元町の暴走死傷事故、軽乗用車の87歳男性を書類送検へ 酒気帯び運転容疑など

産経ニュース 2024年8月20日 5時0分

今年3月、神戸市中央区の神戸元町商店街に軽乗用車が突っ込み、2人が死傷した事故で、兵庫県警は自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、軽乗用車を運転していた無職男性(87)=同市東灘区=を書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

事故は3月13日午後10時20分ごろ、神戸元町商店街のアーケード内で発生。男性が運転する軽乗用車がワゴン車に衝突し、軽乗用車の助手席にいた男性の妻(82)が死亡、ワゴン車の男性会社員(27)も軽傷を負った。

今月19日夜には現場で実況見分が行われた。男性を軽乗用車の後部座席に乗車させ、事故発生時の侵入経路などを確認したほか、県警車両を衝突したワゴン車に見立て、衝突の状況も確かめた。

捜査関係者によると、事故後に男性の血液から基準値の約2倍のアルコールが検出されたため、県警が男性宅を捜索。男性が事故前に飲んだとみられる開封済みの紙パックの日本酒などを押収した。

男性は事故直後、「車が暴走した」と話していたが、その後の調べで「ご飯を食べる際、ご飯を流し込むために酒を飲んだかもしれない」などと説明しているという。

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