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不発弾爆発の宮崎空港で来週中にも磁気探査を開始 福岡など他の旧軍空港でも検討

産経ニュース 2024年10月8日 10時44分

宮崎空港(宮崎市)で今月2日、駐機場と滑走路をつなぐ誘導路で不発弾が爆発した事故を受け、斉藤鉄夫国土交通相は8日の記者会見で、来週中にも同空港内での不発弾の有無を調べる磁気探査を開始すると明らかにした。

探査を行うのは滑走路に誘導路、着陸帯の一部など。業者との契約手続きの調整を進めており、斉藤氏は「来週中には着手できる見込み」と述べた。

国交省は宮崎空港以外の旧日本軍の空港で、過去に不発弾が見つかっている福岡、那覇、仙台、松山の各空港でも探査を検討するよう指示している。斉藤氏は「今回の事案を踏まえ必要な対応を行い、引き続き航空の安全安心の確保を図って参りたい」と述べた。

宮崎空港の爆発は2日午前8時前、空港東側の誘導路で発生。誘導路は直径約7メートル、深さ約1メートルにわたって陥没した。陸上自衛隊の調べで、戦時中に投下されたとみられる米国製の250キロ爆弾が爆発したことが分かった。

けが人はなかったが、映像記録によると出発機が誘導路を通った約2分後に爆発しており、激しく土煙が上がる様子が写っていた。

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