木造2階建ての自宅に火を付けたとして大阪府警河内長野署は22日、現住建造物等放火の疑いで、大阪府河内長野市荘園町の無職、喜多英子容疑者（88）を逮捕した。「自宅を燃やしたことに間違いない」と容疑を認めているという。自宅は全焼し、焼け跡から男性の遺体が見つかった。同署は同居している夫の久信さん（92）とみて身元の確認を進めるほか、今後司法解剖で死因を調べる。
同署によると、喜多容疑者は久信さんと50代の娘の3人暮らし。火災は21日午後7時ごろ発生。近隣住民が玄関付近に倒れている喜多容疑者を発見し、救助した。娘は外出中で無事だった。喜多容疑者は駆け付けた警察官に「自分がライターで火を付けた」と説明したという。捜査関係者によると、夫はほぼ寝たきりだったという。
逮捕容疑は21日午後、自宅に何らかの方法で火を付けて全焼させたとしている。