5日午後10時50分ごろ、大阪市此花区の住友化学大阪工場で「建物内で物質が燃えている」と同工場の警備員から119番があった。化学物質を混ぜる作業中だった50代の男性が顔に軽度のやけどを負った。大阪府警此花署と市消防局が詳しい原因などを調べている。
此花署によると、男性はゴムの劣化を防ぐ添加剤を製造するため、水素化ナトリウムを混ぜる作業をしていた。何らかの原因で引火して40~50センチの炎が上がり、他の作業員が消火したという。
男性は顔などに熱風を浴びて病院に搬送されたが、命に別条はなかったという。