東海道新幹線保守用車の脱線による一部区間の運転見合わせにより、東京駅や品川駅でも22日、乗車・特急券の払い戻しや変更のため、窓口や券売機に長蛇の列ができた。改札前には会社員や家族連れ、外国人観光客らが運転再開を待った。
研修で東京を訪れていた男子高校生は東京駅から京都に帰るために午前8時から待っていたといい、「参りました。明日の新幹線で帰ることにしました」と疲れた様子で話した。
品川駅で運転再開を待っていた40代の女性会社員は、仕事で名古屋へ向かう予定だったという。「中央線特急だと5時間近くかかる。しんどいですね」と嘆いた。
京都へ行く予定だったという男性会社員(60)は午後4時半発の新幹線の切符を購入していたが運転見合わせは続いており、「少なからず仕事に影響が出ると思う」とため息をついた。