大阪市天王寺区のタワーマンションで18日早朝、住人2人が死亡した火災で、脱衣所の洗濯機の本体が溶けるほど激しく燃えていたことが同日、大阪府警天王寺署への取材で分かった。同署は洗濯機が火元で、漏電といった電気系統のトラブルが発生した可能性も視野に、詳しい出火原因を調べている。
同署によると、脱衣所の洗濯機付近が焼け、死亡した2人もその近くで倒れているのが見つかった。洗濯機はドラム式とみられるが、本体部分の一部が溶けて形状が変わるほど激しく損傷していた。洗濯機が20年近く使用されていたとの情報もあるという。
火災は18日午前5時過ぎ、大阪市天王寺区清水谷町の27階建てマンションで発生。マンション13階一室の一部が燃え、住人の八田雅博さん(76)と妻の都子さん(73)が死亡した。泊まりにきていた孫の小学生男児(10)は自力で避難して無事だったという。