5日午後9時半ごろ、兵庫県姫路市青山南の県営住宅「青山団地」で、住人の男性(51)から「自分で火をつけて天井が燃えている。死のうと思った」と119番があった。兵庫県警姫路署によると、火は約1時間20分後に消し止められたが、同住宅2階の一室の一部約30平方メートルが焼けた。この男性が自室に火をつけたとみられ、同署は現住建造物等放火容疑を視野に捜査を進める。
同署によると、男性は1人暮らし。煙を吸うなどして病院に搬送されたが、命に別条はないという。ほかの部屋への延焼はなく、ほかにけが人もいなかった。
現場は、JR姫新線余部(よべ)駅から南に約1・6キロの住宅街。