9月30日未明、東京都国分寺市の住宅で住人の女性が襲われた強盗致傷事件で、現場から多額の現金が奪われていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。
事件は9月30日午前4時ごろ、国分寺市西恋ケ窪の住宅で発生。勝手口のガラスを割って押し入った男が住人の60代の女性に暴行を加えて逃走した。犯行に使われたとみられる車のうち2台は今月1日に埼玉県所沢市で発生し、男3人が逮捕された強盗致傷事件の現場近くで見つかっている。
捜査関係者によると、国分寺事件の現場では女性がいわゆる「たんす預金」として現金数百万円を保管していたが、事件後に無くなっていたという。その後も現金は見つかっていない。
警視庁は「闇バイト」募集で集められた匿名・流動型犯罪グループがたんす預金を狙って犯行に及んだ可能性もあるとみて、所沢事件との関連を含めて詳しく調べている。