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診療報酬詐取疑いで歯科医師ら5人逮捕 留学生の保険証悪用、2000万円だまし取ったか

産経ニュース 2024年10月2日 13時4分

外国人留学生に歯科治療を行ったかのように装い、診療報酬をだまし取ったとして、警視庁国際犯罪対策課は詐欺の疑いで、埼玉県志木市幸町、土木会社社長、藤原勇気容疑者(43)、千葉県成田市本三里塚、歯科医師、大石旭容疑者(61)ら男計5人を逮捕した。認否は明らかにしていない。

両容疑者らは令和4年ごろから「無料検診」の名目で日本語学校に通う外国人らを集め、提出させた保険証を使って架空の歯科治療の診療報酬を請求していたとみられる。昨年2月には東京都江戸川区内に歯科医院(閉院)を開設していたが、報酬は藤原容疑者の会社口座に振り込まれていたという。少なくとも昨年5~10月にかけて約2千万円をだまし取った疑いがあり、同課は詳しく調べる。

逮捕容疑は昨年6月中旬、ネパール国籍などの外国人64人が治療を受けたように装い、診療報酬として名古屋市など愛知県内の3市町から現金約165万円をだまし取ったとしている。外国人留学生らの健康保険証情報を悪用し、歯科治療をしたように装って診療報酬をだまし取ったとして、警視庁国際犯罪対策課は2日までに、詐欺の疑いで千葉県成田市本三里塚、歯科医師、大石旭容疑者(61)と愛知県蟹江町今本町通、外国人派遣を手がける団体職員、水谷旭宏容疑者(35)ら5人を逮捕した。

同課によると、水谷容疑者が、提携する日本語学校に「無料で歯科健診ができる」と持ちかけ、大石容疑者が留学生らを健診した際に保険証情報を入手。実際には行っていない治療の診療報酬を請求していたという。昨年5~10月に計約2千万円をだまし取ったとみて調べる。

逮捕容疑は昨年6月上旬、大石容疑者が設立した東京都江戸川区の歯科医院で、外国人留学生ら64人が治療を受けたように装い、診療報酬として計約165万円を詐取したとしている。同課は認否を明らかにしていない。

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