知人4人から現金計約10万2千円を盗んだとして、奈良県警は7日、県内警察署の20代男性巡査を停職3カ月の懲戒処分にした。巡査は同日、依願退職した。
県警によると、巡査は令和3年11月ごろから6年11月まで、財布から現金を盗むなど警察官を含む知人4人から5回にわたり計約10万2千円を窃取した。被害者から警察署に相談があり発覚した。
巡査と被害者との示談が成立していることなどから、県警は立件を見送った。巡査は「ギャンブルでお金が減っていくのを充当したかった。職を辞し責任を取ります」などと話したという。