同居する母親(61)の頭を踏みつけるなどして死なせたとして、兵庫県警捜査1課は24日、傷害致死容疑で、兵庫県香美町香住区鎧の漁師、土井拓也容疑者(34)を逮捕した。土井容疑者は、祖母の介護を巡り口論になったと説明し、容疑を認めているという。
逮捕容疑は8月1日午後7時ごろから午後11時ごろまでの間、自宅1階の台所で、母、米子さんの頭を踏みつけるなどの暴行を加え、翌2日までに脳幹損傷やくも膜下出血で死亡させたとしている。
同課によると、米子さんは暴行直後意識があったが、2日朝、2階の寝室で息をしていないのに夫が気づき、県警に通報した。
土井容疑者は自分の弟をゴルフクラブで殴って、けがをさせたとして、傷害容疑で6月に逮捕され、神戸地検豊岡支部に同罪で8月起訴されている。同課は家族に対し日常的な暴力をふるっていたとみて調べている。