兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、19日開会の県議会に全会派一致で不信任決議案が提出されることについて、斎藤氏は18日午後、報道陣の取材に「県政改革を止めないで前に進めていくということが私の責任の果たし方」と述べ、辞職を改めて否定した。不信任案は即日採決の上、可決されるのが確実な情勢。斎藤氏は10日以内に議会解散か失職かを選択することになるが「どのように対応していくかはこれから考えていく」とし、解散の可能性も否定していない。
議会関係者によると、不信任案はほかの議事が終了後、19日午後に自民が提出する予定で、各会派代表者が賛成討論を行う。記名投票になるとみられ、採決は同日夕以降になる見通し。
不信任案が可決されれば斎藤氏は辞職か10日以内の県議会解散を選択することになる。議会を解散した場合、県議選後の最初の県議会に不信任案が提出され、出席議員の過半数の賛成で可決されれば、斎藤氏は失職する。