コカインを飲み込んで密輸しようとしたとして、警視庁薬物銃器対策課などは麻薬取締法違反（営利目的輸入）などの疑いで、仙台市太白区長町南、職業不詳、小林涼容疑者（28）を逮捕した。「身体の中にコカインがあったと知りませんでした」と容疑を否認している。
薬物銃器対策課によると、小林容疑者の体内からは、53個のカプセルが見つかった。カプセルは直径1・5センチ、長さ5・5センチほどで、表面はゴムでできており、中の一つからはラップに包まれたコカインが入っていた。同課は計265グラム（末端価格計662万5千円相当）のコカインを密輸しようとしたとみて調べる。
逮捕容疑は8月27日、何者かと共謀し、営利目的で、カナダのトロント国際空港から羽田空港にコカインを含む粉末約5グラムを飲み込んで輸入しようとしたが、税関職員に発見され、目的を遂げなかったとしている。