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「上場すれば10倍になる」暗号資産を無登録販売疑い、会社役員ら3人逮捕

産経ニュース 2025年2月6日 20時3分

無登録で暗号資産(仮想通貨)の交換業を営んだとして、大阪府警は6日、資金決済法違反の疑いで、東京都港区三田の会社役員、白潟裕基容疑者(46)ら男3人を逮捕したと発表した。いずれも容疑を否認している。

府警によると、男らは令和2年11月に「コルヌ・コピア」と呼ばれる暗号資産の開発を業者に依頼。全国でセミナーを開催し、「上場すれば購入額の10倍くらいの値段になる」などと購入を持ちかけていた。同年12月~6年4月の顧客は約340人で、約12億円を売り上げていたという。

コルヌ・コピアは実際に海外の取引所に上場しているが、現在の価格は顧客が購入した価格の20分の1~100分の1程度に下落している。顧客だった40代女性から府警に「トークン(引換券)と暗号資産が交換できない」と相談があり、捜査を進めていた。

逮捕容疑は共謀し、内閣総理大臣の登録を受けないで、3年4月~5年11月、府内の50代男性ら2人から代金計3200万円の支払いを受け、暗号資産を販売したとしている。

男らの会社は5年4月、無登録で暗号資産の交換業を営んだとして財務省関東財務局から警告を受けていた。

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