Infoseek 楽天

加古川7歳女児殺害事件に関与か 服役中の45歳男が示唆、別の女児殺人未遂事件で逮捕へ

産経ニュース 2024年11月6日 9時59分

兵庫県加古川市で平成19年10月、小学2年の鵜瀬柚希さん=当時(7)=が刺殺された事件で、岡山県で起きた別の女児刺殺事件で無期懲役判決が確定して服役中の男(45)が、兵庫県警の聴取に関与をほのめかす供述をしていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県たつの市で18年に起きた小4女児襲撃事件にも関与した疑いが強まり、県警は近く、小4女児への殺人未遂容疑で男を逮捕する方針。

男は、岡山県津山市で16年9月に小学3年の女児=当時(9)=を刃物で刺殺したとして、別の殺人未遂事件で服役中の30年5月に逮捕。令和4年1月に岡山地裁で無期懲役の判決を受け、その後確定していた。

鵜瀬さんの事件は、平成19年10月16日午後6時ごろに発生。加古川市別府町新野辺の自宅前で、近くの公園から自転車で帰宅した鵜瀬さんが玄関へ向かう途中、何者かに胸などを刺され搬送先で死亡した。また、たつの市の事件は18年9月28日午後6時20分ごろ、新宮町新宮の路上で発生。学習塾から歩いて帰宅中の女児が胸などを刺され重傷を負った。

いずれの事件も目撃情報や物証が乏しく、捜査は難航を極めていたが、県警は不審者の洗い出しなどの捜査を継続。両事件が起きた当時、加古川市に住んでいた男の関与が浮上したという。

捜査関係者によると、兵庫県警は岡山の事件で判決が確定した後、服役中の男に繰り返し聴取。たつの市の事件で女児を刺したとされる人物が写る防犯カメラ映像を改めて精査するなどし、裏付け捜査を進めていた。鵜瀬さんの事件では有力なカメラ映像もなく、県警は慎重に関与を調べる。

この記事の関連ニュース