走行中の公用車内で運転手だった女性にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検された沖縄県南城市の古謝景春(こじゃけいしゅん)市長(69)が8日、市役所で記者会見し、「無実を証明する証人がいっぱいいる」と潔白を主張した。公務があるとして会見は5分で終わり、足早に公用車に乗り込んだ。
古謝市長は会見で、「絶対に触っていないということは警察にも言っている。やってない」と改めてわいせつ行為を否定。市長を辞職する考えもないと強調した。
古謝市長は令和4年12月9日夜、同市内を走行中の公用車内で、当時運転手だった女性にわいせつな行為をしたとして、今月5日、沖縄県警に強制わいせつ容疑で書類送検されていた。
女性は今年2月、古謝市長と同市を相手取り、損害賠償を求めて提訴しており、訴状によると、女性は4年7月、市長の公用車運転手として業務委託契約を締結し、同年8~12月、乗務中に古謝市長から「一緒にお風呂に入るか」「出張に行くか。泊まるのは一緒さ」などといわれたり、胸を強くつかまれたりしたとされる。