他人になりすましてレンタルルームを予約しゲーム機などの備品を盗んだとして、大阪府警は8日、窃盗と建造物侵入の疑いで住所不定の無職、井上快斗（かいと）被告（24）＝同罪などで起訴＝と住所不定の建設作業員、松本海星（かいせい）被告（27）＝同＝を追送検したと発表した。府警は26件（計約184万円相当）の被害を裏付け、捜査を終結した。
送検容疑は共謀して3～4月、他人のクレジットカード情報などで大阪市内などのレンタルルームを予約、部屋に備え付けてあるゲーム機やプロジェクターなど169点（185万円相当）を盗んだとしている。
府警によると、2人は大阪市内を中心に24施設で同様の手口で備品を盗み、中古品買い取り店で転売していたとみられる。井上容疑者は容疑を認める一方、松本容疑者は逮捕時に否認し、以降は黙秘しているという。
レンタルルームは時間単位で個室を提供するサービス。業界では「利用当日の数時間前に男女ペアで長時間予約する客は要注意だ」と警戒されていたという。