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大規模マネロン事件、新たに男2人を公開手配 海外出国か 外務省に旅券返納命令も要請

産経ニュース 2024年8月5日 19時18分

犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負っていたグループが摘発された事件で、大阪府警は5日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの容疑で、新たに主要メンバーの伊藤真也(37)、川崎博之(37)の両容疑者=いずれも住所、職業不詳=を公開手配した。2人はすでに海外へ出国したとみられ、府警は情報提供を呼び掛けている。

府警によると、両容疑者と、7月に公開手配した主犯格とみられる池田隆雅容疑者(38)の3人について、警察庁が外務省に旅券返納命令を出すよう要請したという。返納命令に応じなければ旅券が失効する。

3人の逮捕状の容疑は共謀し、昨年5~6月、不正に開設した法人口座に振り込まれた詐欺の犯罪収益210万円を含む約559万円を、別の口座に送金して資金洗浄したなどとしている。

事件を巡ってはこれまでにグループトップの石川宗太郎容疑者(35)ら15人が詐欺容疑などで逮捕されている。グループは実体のないペーパー会社を設立し、不正に口座を開設してマネロンに利用。4千以上の口座を管理し、少なくとも約700億円の入金があった。

伊藤、川崎両容疑者はペーパー会社設立や口座開設のサポートなどを担当していたとみられるという。情報提供は府警生活経済課(06・6943・1234)。

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