全国の性風俗店に女性を斡旋し、摘発を受けた巨大スカウトグループ「アクセス」を巡り、警視庁の特別捜査本部は職業安定法違反の疑いで、新たにアクセスの実質ナンバー2で、アクセスの経理担当会社「EBCD」社長、村上裕太容疑者(33)=東京都中野区南台=を逮捕した。容疑を認めている。
同庁保安課によると、EBCD社はアクセスの経理を担う会社として設立されたとみられ、スカウトの稼働データや売り上げを集計して報酬を計算していた。村上容疑者は新規取引先の性風俗店の開拓も担い、紹介料「スカウトバック」や役員報酬として月に約80万円を受け取っていたとみられる。
逮捕容疑は共謀の上、昨年2~4月、当時20~28歳の女性3人を大分県のソープランドに斡旋したとしている。
アクセスは約300人の構成員が所属し、全国の性風俗店約350店に女性を斡旋。5年間で約70億円を売り上げていたとみられる。