サッカー・フランス1部リーグ、スタッドランス所属の伊東純也選手(31)から性的暴行を受けたとする訴えを起こしたとして、虚偽告訴容疑で書類送検され、不起訴となった女性2人について、大阪第2検察審査会(検審)が「不起訴相当」と議決していたことが28日、分かった。議決は23日付。伊東選手が不起訴処分を不服として審査を申し立てていた。
検審は議決理由で、捜査記録などを精査した結果、「不起訴処分を覆すに足りる証拠が認められない」とした。
女性側の代理人弁護士は「不当な告訴に対し、適切な判断をしてもらえたと思っている」とコメントした。女性側も伊東選手への不起訴処分に対して検審に審査請求をしており、審査が続いている。
伊東選手は令和5年6月に大阪市内のホテルで同意なく性行為に及んだとして女性側から告訴され、週刊新潮などに報じられた。伊東選手側もこの告訴が虚偽だとして女性2人を逆に告訴。大阪地検が昨年8月、双方を不起訴処分(嫌疑不十分)とした。