東京都北区の公園で4日、爆発があった事件で、警視庁が威力業務妨害の疑いで区内の高校1年の男子生徒から事情を聴いていることが9日、捜査関係者への取材で分かった。男子生徒は「家で余っていた花火を消費するためだった」と爆発への関与を認めているという。
爆発は4日午後5時15分ごろ、北区十条仲原の清水坂公園で「男が置いたものが爆発した」との目撃者から110番通報があり発覚。駆け付けた警視庁王子署員が、公園内で爆発があった形跡を確認した。けが人はなかった。
捜査関係者によると、爆発したのは軸が切り取られたロケット花火。トイレットペーパーの芯で6本が束ねられ、BB弾数十個も詰め込まれていた。
いわゆる「ローン・オフェンダー」の可能性も視野に、警視庁は捜査1課を投入して捜査。現場周辺の防犯カメラ画像から男子生徒の関与が浮上した。同庁は火薬類取締法違反の疑いでも調べている。