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遺体運んだキャリーバッグ「自宅近くで拾った」 東大阪の男性切断遺体、逮捕の男が供述

産経ニュース 2025年2月6日 18時10分

大阪府東大阪市の山中で男性の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮捕された無職、大木滉斗(ひろと)容疑者(28)が、遺体を運んだキャリーバッグについて「遺体を遺棄する数日前、自宅近くで拾った」との趣旨を供述していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。

また、大木容疑者とみられる男が、男性のキャッシュカードで現金を引き出す姿が防犯カメラに写っていたことも判明。大阪府警は大木容疑者が男性を殺害後に引き出した可能性も視野に詳しい経緯を調べる。

府警によると、男性は国土交通省職員の神岡孝充(たかみち)さん(52)。大木容疑者と同じマンションの別の階に住み、昨年12月28日ごろに窒息死したとみられる。

捜査関係者によると、今年1月10日、大阪市内のコンビニのATMで、大木容疑者とみられる男が神岡さん名義のキャッシュカードで3回にわたり現金計50万円を引き出す姿が写っているのを防犯カメラで確認。京都市内のコンビニのATMでも同日以降、神岡さん名義のキャッシュカードで現金を引き出す姿がカメラに写っていたという。

府警は、神岡さんの遺体が見つかった現場周辺でキャリーバッグ(縦約70センチ、横約40センチ、奥行き約30センチ)を押収。捜査関係者によると、大木容疑者は頭部以外の切断遺体をキャリーバッグに入れて東大阪市の山中に運んだとみられる。任意の調べに「(遺棄の)数日前に自宅近くのスーパー付近で拾った」との趣旨の説明をしたという。

大木容疑者は1月中旬から行方が分からなくなり、父親から行方不明届が出ていた。今月2日に和歌山県白浜町で保護され、3日に逮捕された。

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