関西大北陽高校(大阪市東淀川区)ハンドボール部の指導者が、ミスをした生徒に丸刈りを強要した問題で、日本ハンドボール協会が同部の40代監督について、指導者としての大会参加資格を1年間停止する処分を出したことが9日、関係者への取材で分かった。
同校関係者によると、昨年春にハンド部が京都府内で合宿をした際、食事の準備でミスをした部員らに対し、監督らが中心となって丸刈りを強要したとされる。
協会によると、処分決定は6日付。期間は学校内で問題化した今年3月中旬から1年間。暴力や体罰は認定したが、具体的な行為の内容は明らかにしていない。
学校側は3月中旬に監督らを厳重注意としたものの、改善がみられたとして部の指導は継続している。