京都府警西京署は10日、西京区の会社役員の男性(79)が、交流サイト(SNS)で知り合った外国人女性を名乗る人物から投資話を持ち掛けられ、約1億5950万円をだまし取られたと発表した。ロマンス詐欺では、京都府内で過去最大の被害額という。
同署によると、男性は3月20日ごろ、ビジネス向けのSNSで外国人女性を名乗る人物と知り合った。約3カ月にわたって私的なやりとりをした後、投資話を持ち掛けられた。投資コンサルタントを紹介され、7月1日から約3カ月間、計40回も指定された口座に入金を繰り返した。サイト上では利益が出ているような表示が出ていた。男性が現金を引き出そうとしたが「金がかかる」などといわれ出金できず、同署に相談し被害が発覚した。