10月30日未明、東京都三鷹市の住宅に複数の男が押し入り、住人男性が暴行された事件で、強盗未遂容疑などで逮捕された京都市下京区の私立大学生、佐円昌紀容疑者(23)が「報酬が安いので、ホワイトな仕事だと思っていた」という趣旨の供述をしていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
これまでの調べに佐円容疑者は、X(旧ツイッター)で「ホワイト案件」と検索して見つけた投稿に応募。秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で誘導された現場で空き巣をするよう指示されたと供述している。
捜査関係者によると、佐円容疑者は報酬が高い仕事は「闇バイト」との認識があった一方、今回の事件の報酬は数万円程度だったことから、「ホワイト案件」と判断したとも説明しているという。
警視庁は1日、佐円容疑者を送検。ともに住宅に押し入った複数の男の行方も追っている。