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情報通信面から警察活動支える 東京都警察情報通信部、創設70年

産経ニュース 2024年7月1日 11時31分

警視庁管内の警察無線の維持管理などを担う東京都警察情報通信部(都通(とつう))が1日、創設70年を迎え、同庁本部庁舎(千代田区)で記念式典が開かれた。東日本大震災やあさま山荘事件、海外の災害現場にも派遣され、情報通信面から警察の活動を支えてきた。

都通は警察法が施行された昭和29年7月1日、警察庁直轄の地方組織の東京都通信部として創設。平成16年に現在の名称となり、情報通信技術を専門とする技術職員など約200人が所属する。

警察独自の情報通信ネットワークや情報管理システムの構築、犯罪捜査の技術支援などの業務を担い、警視庁とともに都民の安全安心を守っている。

この日の式典では都通職員ら80人が出席。ソプラノ歌手、稲見里恵さんによる国歌独唱も行われた。

末沢洋東京都警察情報通信部長は「さらなる能力や技術向上に努め、警視庁をはじめ、日本の警察活動に傾注していただくことを期待したい」と述べた。

緒方禎己警視総監は「今日の東京の治安、警視庁の発展は世界に誇る情報通信システムを作り上げてきた情報通信部の皆さんの貢献なくして語ることはできない。警察の使命を達成するために尽力してほしい」と訓示した。

田浦善之機動通信第1課長は職員を代表し、「現場優先、現場貢献でさらなる進化を遂げるため、日々の切磋琢磨と精進に励み、71年目の新たな歴史と伝統を築き上げる挑戦者であることを誓います」と決意表明した。

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