関西国際空港で一般の立ち入りが禁止されている制限区域内に無断で立ち入った男が逮捕された事件で、大阪府警関西空港署は29日、同区域内に止めてあった軽貨物車を盗んだとして、窃盗の疑いで、無職の男(27)=沖縄県浦添市=を再逮捕した。「見知らぬ男から逃げるために車を盗んだ」と供述し、容疑を認めているという。同署は詳しい経緯を調べている。
再逮捕容疑は、1月9日午前、関空第1ターミナルの駐車場付近に止めてあった軽貨物車(62万円相当)を盗んだとしている。
軽貨物車は空港関連事業者の車で、無施錠で鍵がついたままだった。男は車に乗り込み、約1キロ離れた地点で乗り捨てたとみられる。その後、第2ターミナル内の飲食店で身柄を確保された。
男は1月9日、関空の同区域内に不正に侵入したとして建造物侵入容疑で逮捕されていた。