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兵庫県知事選 最大会派自民、「候補者見送り」方針をわずか一日で撤回

産経ニュース 2024年10月4日 19時13分

兵庫県知事だった斎藤元彦氏(46)の失職に伴う県知事選(31日告示、11月17日投開票)で、県議会最大会派の自民党県議団が4日、議員団総会を開き、独自候補擁立を見送る方針を撤回することを決めた。3日に総会を開き、擁立断念の方針を固めていたが、県連所属の国会議員から反対意見が出たため、わずか一日で方針転換した。

自民党県議らによると、4日午前に県連所属の国会議員らによる会合が開かれ、候補者擁立断念の方針に対して「候補者擁立に向け、引き続き探し続けるべきだ」との反対意見が出たという。そのため、同日に改めて県議団総会が開かれ、3日の決定方針を撤回し、候補者の擁立に向けて引き続き協議していくと決めた。

自民はこれまで県幹部や現役官僚に出馬を打診したが、いずれも固辞。面談した元経済産業省官僚の中村稔氏(62)に推薦を求められたが、反対意見もあり、まとまらなかった。中村氏は自民の支援を得られなくても出馬するとしている。

同県尼崎市の前市長、稲村和美氏(51)や日本維新の会の清水貴之参院議員(50)は近くそれぞれ記者会見し、正式に立候補を表明する予定。

公明党は自民に同調する方針で、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」は議員が自主的に稲村氏支援に動く見通し。共産党は無所属で出馬する医師、大沢芳清氏(61)を推薦している。

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