兵庫県営住宅を放火しようと自宅のソファに火をつけたとして、兵庫県警姫路署は６日、現住建造物等放火の疑いで、同県姫路市青山南の無職の男（５１）を逮捕した。同署によると、「京アニみたいにしたろうと思った」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は５日午後９時２５分ごろ、同市青山南の県営住宅「青山団地」を放火しようと企て、２階の自宅にあるソファに火をつけたとしている。
同署によると、男は火をつけた約５分後に「自分で火をつけて天井まで燃えている」と自ら１１９番。火は約１時間２０分後に消し止められたが、男の自宅の一室の一部（約３０平方メートル）が焼けた。男はライターで火をつけたなどと話しているといい、同署は、詳しい出火原因を調べている。
男は煙を吸うなどして病院に搬送され入院していたが、６日午前に退院し、同署が事情を聴いていた。ほかの部屋への延焼はなく、ほかにけが人もいなかった。
現場は、ＪＲ姫新線余部（よべ）駅から南に約１・６キロの住宅街。