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維新・枚方市長が選挙後の「祝勝会」参加 公選法違反での告発は起訴猶予で不起訴に

産経ニュース 2024年8月20日 13時39分

地域政党「大阪維新の会」に所属する大阪府枚方市の伏見隆市長(56)が昨年9月に3選を果たした市長選後、「祝勝会」の横断幕が掲げられた集会に参加したことは、選挙後の当選祝賀会開催を禁じた公選法に違反しているとして、会合の主催者を氏名不詳で元市議が告発した問題で、大阪地検が不起訴処分(起訴猶予)としていたことが20日、分かった。7月22日付。

元市議の手塚隆寛氏(77)によると、告発は昨年12月28日付で大阪府警枚方署に受理された。告発状などによると、会合は昨年9月3日に投開票された市長選後の同月15日に市内の飲食店で開かれ、選挙対策スタッフのほか、維新の府議や市議らが参加。「伏見たかし祝勝会」「心からありがとう!」などと書かれた横断幕が掲げられた。

伏見氏はその場で出席者に礼を述べた。会費6千円は伏見氏を含む出席者がそれぞれ負担したという。

手塚氏は「不起訴処分の理由として『嫌疑なし』でも『嫌疑不十分』でもなかったことは公選法に違反する疑いが強いと地検が判断したと考えている」とコメントした。

伏見氏はこれまでに「選対スタッフの解散式という認識だった。市民に疑いを持たれる行為は慎む」などと陳謝している。

公選法は選挙の当落にかかわらず、選挙後に当選祝賀会など集会であいさつをする行為を禁じている。

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