偽造したマイナンバーカードを提示し、他人になりすまして荷物を受け取ろうとしたとして、警視庁葛西署は、偽造有印公文書行使と詐欺未遂の疑いで、中国籍の大学生、張子凡容疑者(23)=東京都豊島区南大塚=を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は7月25日、東京都江戸川区の宅配便営業所で、他人の氏名が印字された偽造マイナンバーカードを提示して荷物を受け取ろうとしたとしている。
葛西署によると、張容疑者は日本に留学中の大学生で、インターネットで検索した「高額バイト」に応募。募集先の求めに応じ顔写真などを送信したところ、偽造マイナンバーカードが届き、荷物を受け取って別の場所に転送する作業を指示されたという。
カードに記載された氏名は日本人名だったが、営業所長らが、張容疑者の発音に違和感を覚え偽造を見破り、110番通報した。