千葉県警浦安署は８日、不正アクセス禁止法違反の疑いで浦安市富士見、県が臨時任用した元小学校講師で塾講師、上嶋純哉容疑者（２８）を逮捕した。調べに対し、容疑を認めているという。
逮捕容疑は６月９日から同月２７日までに計２２回、浦安市教育委員会が管理する学校教育支援システムに無断でアクセスしていたとしている。
市教委によると、上嶋容疑者は４月に市立北部小学校に着任した。６月３日に「一身上の都合」で退職した後も、閲覧する権限がないのに児童２３５人分の氏名や住所、テストの結果などの情報が入ったファイルを勝手に閲覧していた。
学校側が６月２７日に不正に気付き、市教委に報告したことで発覚した。
市教委は「市民の信頼を著しく失墜させた。システム運用基準を順守し、厳重なセキュリティー体制を構築し、再発防止に努める」という。