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「少しの情報でも構いません」京都精華大生刺殺から18年、京都府警が通行人に呼びかけ

産経ニュース 2025年1月15日 17時38分

京都市左京区の路上で平成19年、京都精華大マンガ学部に通う千葉大作さん=当時(20)=が刺殺された事件は15日、未解決のまま18年となった。現場では法要が行われたほか、事件解決に向けて京都府警は通行人に情報提供を呼びかけた。

事件は19年1月15日午後7時45分ごろに起きた。千葉さんは大学近くの路上で、犯人の男に胸や腹などを何度も刺されて死亡した。

目撃情報によると男は当時20~30歳で、身長は170~180センチ。先のとがった細長い刃物が凶器に使われたと推定されている。府警はこれまで男の似顔絵を公開するなどして捜査を進めてきたが、犯人の特定には至っていない。

この日、京都市左京区の事件現場では午後3時から法要が営まれた。その後、繁華街の四条河原町交差点周辺では、情報提供を求める府警の広報活動も行われた。捜査員ら約20人が「少しの情報でも構いません。ご協力お願いします」と通行人に呼びかけながら、犯人の特徴を掲載したポケットティッシュを配布した。

府警は昨年末までに延べ約6万8千人の捜査員を投入し、約1500件の情報が寄せられている。情報提供は府警下鴨署捜査本部(0120・230・663)。(堀口明里)

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