倉庫で麻薬の粉末などを製造したとして、警視庁薬物銃器対策課は15日、麻薬取締法違反(営利目的製造)の疑いで、中国籍の貿易会社代表取締役の男(43)=東京都足立区=を書類送検した。容疑を認めている。
書類送検容疑は4月、埼玉県越谷市内の同社の倉庫で、「4―メチルメトカチノン」と呼ばれる麻薬を含む錠剤片様のものと、粉末757・57グラムなどを製造したとしている。
薬銃課によると、男は倉庫に設けた防音の実験室内で粉末などを製造。錠剤として約500万円分を販売するつもりだったとみられる。男は麻薬の所持罪で既に逮捕、起訴されている。危険ドラッグの輸入先の捜査でこの倉庫と実験室が見つかり、発覚した。