東京都の伊豆大島で女性の白骨遺体の一部が見つかり、元交際相手の男が遺棄容疑などで逮捕された事件で、男が「遺体を燃やした」と供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。
事件は昨年10月、伊豆大島の「砂の浜海岸」で静岡県下田市の飲食店アルバイト従業員、高瀬静香さん=当時(37)=の白骨遺体の一部が見つかり発覚した。警視庁捜査1課は今月24日、高瀬さんへの死体損壊・遺棄容疑で大島町の畳店経営、柳瀬宗達容疑者(45)を逮捕した。
捜査関係者によると、柳瀬容疑者は調べに「遺体は空き地で燃やし、袋に入れて海に捨てた」と供述しているという。また、高瀬さんについて「自宅で死亡しており、怖くなった」との趣旨の説明をしたことも分かった。
柳瀬容疑者と高瀬さんは一時島内で一緒に住んでいたが、同居解消後もトラブルを抱えていたとみられる。同課は柳瀬容疑者が高瀬さんの死亡についても詳しい経緯を知っているとみて追及する。