Infoseek 楽天

「悪いことだとは思っていた」 通勤手当60万円を不正受給 男性警部補を停職6カ月 兵庫県警

産経ニュース 2024年6月28日 19時50分

通勤手当を不正に受給したとして、兵庫県警は28日、詐欺の疑いで、阪神方面の警察署の刑事部門に所属していた男性警部補(52)を書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。警部補は、同日付で依願退職した。「生活費に充てるためだった。悪いことだとは思っていた」と容疑を認めているという。

県警監察官室によると、平成30年3月~今年3月、実際は尼崎市内に居住しているのに大阪市内から通っているように装い、電車の定期券などを購入した上で、通勤手当の申請後に定期券代を払い戻し、車で通勤。約60万円の通勤手当を不正に受給したとしている。

警部補は、不正受給した手当について全額返金する意向を示しているという。昨年11月、「電車通勤のところを自家用車で通勤している」と匿名のメールが届き発覚した。

正木博文監察官室長は「警察官としてあるまじき行為であり厳正に処分した。県民の皆さまには深くおわび申し上げます」とコメントした。

この記事の関連ニュース