帰宅を急ぐ人々が行き交う中での凶行に、周囲は騒然となった。男女3人が22日夜に襲われた長野市のJR長野駅前のバスロータリー付近には、事件直後から次々と緊急車両が集まり、現場周辺には規制線が張られた。
バスロータリーに面したコンビニエンスストアの女性従業員(20)は「午後8時過ぎにパトカーがやってきて、事件に気が付いた。店に入ってきたお客さんから、血が広がった現場の写真を見せられて驚いた」と話した。
仕事のために長野駅近くのホテルに泊まっていたという自営業の男性(50)はホテルの窓からバスロータリーを見下ろすと、すでに救急車が止まっており、「何があったんだろう」といぶかったという。その後、食事のために外に出ると、「パトカーも次々やってきて、騒然となった。まさかこんなことになっていたなんて」と不安そうな表情をみせていた。