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「感謝とお悔やみの気持ちだった」前原誠司氏が名前入り供花、公選法抵触の可能性

産経ニュース 2024年8月28日 14時52分

教育無償化を実現する会の前原誠司代表(衆院京都2区)が、地元の京都市議が喪主を務めた葬儀に名前入りの供花を贈っていたことが28日、分かった。選挙区内の有権者への寄付行為を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。

同日、京都市左京区の事務所で記者団の取材に応じた前原氏は、「故意ではなく、違法性はないと思って贈った。今後は喪主が選挙区の人なら贈らないようにする」と述べた。

前原氏によると、国民民主党に所属する京都市議の母親の通夜・告別式が8月21、22日に大津市で営まれた。前原氏は自身の名前や同会代表などの肩書が入った供花を贈り、通夜に参列した。

前原氏は報道機関から違法性を指摘され、総務省に確認。総務省から「葬儀場が選挙区外でも、喪主が選挙区内に在住している場合は喪主に贈ったという解釈もでき、公選法に抵触する恐れがある」などとの説明を受けたという。

前原氏は、この市議がかつて自身の秘書を務めていたことや、選挙などを通して故人と親しくしていたとし、「感謝とお悔やみの気持ちで贈った」と説明した。(田中幸美)

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