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起訴の元大阪地検検事正、在任中に官舎で性的暴行か 高検が一転して事件内容を公表

産経ニュース 2024年7月12日 16時6分

元大阪地検検事正の弁護士、北川健太郎容疑者(64)が準強制性交の疑いで逮捕された事件で、大阪高検は12日、同罪で北川容疑者を起訴したと明らかにした。高検によると、検事正在任中の平成30年9月、大阪市内の公務員用宿舎(官舎)で、飲酒酩酊(めいてい)の被害者に性的暴行を加えたとされる。

北川被告は「関西検察のエース」とも呼ばれたが、今後は被告人として公開の法廷で審理を受けることとなる。検察組織の要職を務めた元幹部が性犯罪で起訴されるのは、極めて異例だ。

大阪高検は6月25日、北川被告を逮捕。その際、詳しい逮捕容疑について「被害者のプライバシーの観点を考慮し、差し控える」として明らかにしなかった。

一方、起訴したこの日は、事件の発生が平成30年9月12日深夜から翌日未明で、場所は当時北川被告が住んでいた大阪市内の官舎との概要を初めて明らかにした。北川被告は、同年2月から令和元年11月まで大阪地検検事正を務めていた。

北川被告は昭和60年に任官。東京地検を振り出しに関西でキャリアを重ね、大阪高検次席検事や最高検刑事部長などを歴任した。高検が容疑者を逮捕、起訴するのは異例で、検事正在任中の事件であることなどが考慮されたとみられる。

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