わいせつ電磁的記録陳列の疑いで創業者の高橋理洋容疑者(51)が逮捕されたインターネット動画投稿サイト「FC2」。京都府警によると、高橋容疑者は犯行当時、国内にいなかった。府警は高橋容疑者の指示のもと、FC2の運営が行われていたとみて捜査。平成27年に「国際海空港手配」の手続きを取り、逮捕状の更新を続けて行方を追っていたが、今回の帰国は「寝耳に水だった」(府警幹部)という。
高橋容疑者は国際手配された後も日本には戻らず、海外から交流サイト(SNS)を更新。近況を知らせるなどしていた。本人のものとみられるX(旧ツイッター)では、「日本に帰りたくて仕方がない」「親孝行したい」と投稿することもあった。また、自らのわいせつ電磁的記録陳列容疑について「冤罪(えんざい)」と指摘することもあった。
一方、高橋容疑者は令和4年の参院選に、NHK党から比例代表で出馬したが落選。府警はこの時期も帰国への警戒を強めたが、本人が日本に戻ることはなかった。