同居する母親(91)の首を絞めて殺害したとして、兵庫県警網干署は22日、殺人の疑いで、同県姫路市余部区上余部の無職、羽岡康裕容疑者(64)を逮捕した。「介護に疲れ、母親の首を絞めて殺害した」と容疑を認めている。
逮捕容疑は21日午後5時半ごろ~22日午前4時40分ごろまでの間、集合住宅の自宅内で母親の首を手で絞めるなどし、殺害したとしている。
同署によると、22日午前4時20分ごろ「母親を殺した」と羽岡容疑者が110番。署員が自宅に駆け付けたところ、母親はベッドの上で意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。
羽岡容疑者は、母親と2人暮らしで、ほぼ寝たきり状態だった母親を日常的に介護していたという。同署は司法解剖を行い、死因や詳しい状況を調べる。