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斎藤兵庫県知事、辞職求める声に繰り返す「真摯に受け止める」「県政立て直す」

産経ニュース 2024年7月16日 21時55分

一連の告発文書問題をめぐり、斎藤元彦知事は16日の定例記者会見で改めて辞職を否定し、続投する意向を示した。一方、14日には自民党県連大会で、末松信介会長(参院議員)から事実上の辞職を求める声が上がっている。会見の主な内容は次の通り。

(末松会長からの)ご指摘を真摯(しんし)に受け止めたい。より良い県政を目指すことが私の責任。県職員との信頼関係を再構築し、県政を立て直す。(県政を)前に進めることが責任の果たし方と思っている。

-副知事や組合からも(辞職の)要請がある状況で、どのように県政を進めるのか

約3年前、「大きな県政を進めてほしい」というご負託を受けた。現下の状況でも、県政を一つ一つ前に進めていくことが私の責務。

-難局を乗り越える具体策は

何か一つの大きな展開を打開する妙案は難しい。大事なのは、日々の仕事をしっかりとやっていくこと。

-議会事務局に元県民局長側から証人尋問に向けた陳述書と音声データが提出されていた。どういった認識か

詳細を承知していませんので、現時点で回答はできない。詳細が分かり次第、しかるべき場で回答していくことは考えている。

-元県民局長は「死をもって抗議する」と言って亡くなられた。何に抗議したと考えられているか

お悔やみ申し上げる。ご指摘の詳細は私も承知していない。これから百条委などでの対応と考える。

-内部通報への対応は正しかったか

ご指摘はあるかもしれないが、その時々で適切な対応をさせていただいてきた。

-元県民局長の男性が亡くなって1週間余り。原因は改めてどう考える

改めて、心からお悔やみを申し上げたい。長年ご尽力いただいた方で残念。百条委への対応の心理的なご負担があったと推察する。

-ご自身が追い詰めたという認識はないか

百条委を含めたご対応がある中で、精神的なプレッシャーや負担があったということだと思っている。

-県立考古博物館のパワハラ疑惑。机をたたく威嚇行為はないのか

認識はございません。業務上必要な範囲で指導をさせていただいた。

-いわゆるパワハラ行為は一切していないのか

私としては、そういう認識はしていない。業務上の範囲内の指導。これから第三者委員会、百条委で調査を進める中でどのように評価がされるか。コミュニケーション不足、感謝の気持ちなどを抱くべきだったというところは反省している。

-本日予定していた尼崎での公務取りやめの理由は

先週から「危害を加える」という内容の電話があり、安全確保の観点から総合的に判断した。警察との情報共有もしている。

-令和4年9月、丹波市内の施設を視察した際に、木製サイドテーブルや椅子を持ち帰ったのか

サイドテーブルは知事応接室で展示し、椅子は倉庫で保管している。県産材利活用のPRのためだった。

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