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家宅捜索の自民・広瀬めぐみ氏、赤ベンツで不適切交際やパリ視察で物議も 麻生派の1回生

産経ニュース 2024年7月30日 12時22分

自民党の広瀬めぐみ参院議員(58)が届け出ていた公設秘書に勤務実態がなく、国から給与を詐取した疑いがあるとして東京地検特捜部は30日、広瀬氏の事務所と自宅に強制捜査に入った。広瀬氏は当選1回で、麻生太郎副総裁が会長を務める麻生派(志公会)に所属する。党派閥パーティー収入不記載事件を巡り政治不信が高まる中、改めて所属議員の不祥事が明らかになり、自民にとってさらなる逆風となりかねない。

広瀬氏は弁護士で、令和4年7月の参院選で岩手選挙区から出馬し、初当選した。国会では参院東日本大震災復興特別委員会などに所属している。

一方、5年7月に松川るい参院議員ら党女性局メンバーがフランス研修中にパリのエッフェル塔前でポーズを決めた写真などを投稿し、「観光旅行」にみられかねないとしてSNSで物議を醸したが、広瀬氏もこの研修に参加していた経緯がある。

今年2月には「デイリー新潮」に、昨年10月、広瀬氏が外国人男性と赤いベンツで東京・歌舞伎町のホテルに入って、翌日に参院予算委員会に向かったと報じられた。この問題を巡って広瀬氏は盛岡市内で記者団の取材に応じると、報道を事実と認めた上で謝罪し、「家族はこんな私を許してくれた。一生かけて夫と家族につぐなっていく」と沈痛な表情で語り、「皆さまの支援に報いるために仕事に精進していきたい」と述べ、離党や議員辞職は否定した。

記者団の取材は、秘書の男性が「公務の時間」を理由に約7分で質問を打ち切った。その後、国会内では秘書の男性が遮る形で記者の取材に応じなかった。

自民党の松山政司参院幹事長は広瀬氏を厳重注意し、岩手県連は県連役員副会長の辞職を勧告し、広瀬氏も応じた。

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